石川 政敏(その他)
石川 政敏
うるま市石川
| 農家歴 | 7年 |
| 栽培面積 | 4000坪 |
| 栽培品種 | 菊、ゴーヤー、マンゴー |
自分が苦労した分だけ返ってくるのが、菊栽培の魅力。
多くを語らない若き農業人だが、菊生産を中心にした農業の話になると人一倍の夢を語る石川政敏さん。石川という土地が1番好きで、三代続いてきた農業を限りなく愛する好青年だ。若い人たちに農業の魅力をもっと知ってもらって規模拡大につなげたいという。
話は苦手だけどね、やる気は誰にも負けないよ。

石川バイパスと沖縄自動車道の中に緑豊かな平野が広がる。
なかほどには石川川が流れ、趣のある田原橋がかかる。
うるま市石川伊波田原ののどかな地に広がる4,000坪の菊畑。
ピーク時で1日100ケースを出荷する。
年間にすると5,000ケースの収穫だ。
ここをとりしきるのは日焼けした顔にあご髭がよく似合う石川政敏さん(27歳)。
保育園に通う子どもと奥さんには、笑顔が絶えない良きパパぶりを発揮するという。
父親とスタッフ2人の協力を得て、日々小菊の栽培に余念のない若き達人である。
石川さんは話が苦手であまり多くを語らない。
しかし、菊生産や農業の質問をすると照れながらも真剣に答えてくれる真面目な人柄だ。
「夢のある農業を広げたい」
実績を積み重ねてきた石川さんの言葉が力強く響いた。
菊栽培にはあまり適するとは言えない国頭マージの土壌だが、石川という土地が好きということと、じいちゃんや父親が守り育ててきた農業で身を立てたいという気持ちが今の自分を支えてきた。
7年前、弱冠20歳でスタートした農業は苦労が絶えず、寝る間も惜しんで働いたという。
電気のトラブルが気になって、何度も深夜に畑へ足を運んだことも。
停電、漏電などの心配はいつでもあった。
高速のすぐ近くのため、車両のライト熱が及んでくることも気がきではなかった。
最近、その苦労が実ってようやく安定供給への道が開き始めたという。
有限実行の石川さんはサークル活動も熱心だ。
石川支店青壮年部での先輩との農業問題の意見交換、市の4Hフロンティアクラブでは書記も務める。
この3月、国庫補助事業を導入して待望の平張りハウスを完備。
これで台風対策も万全だ。
作物も電照菊以外にゴーヤー2,000坪、マンゴー350坪を手がけ始めている。
今後は、端境期ターゲットだけの沖縄農業に満足することなく、周年型の安定した農業に規模を拡大したいと石川さんは瞳を輝かせた。
●電照栽培とは?
キクの開花は日長と温度で決まります。
冬の短日低温条件では、短い茎が花がついたり、生育を停止したりします。
そこで、電灯をつけ、日長を調整することで、キクの茎をある程度の長さに伸ばしているのです。
●沖縄ならではの夜景
電照ギクは本土でも行われていますが、ほとんどがハウス栽培。
暗闇に浮かぶ光、光、光・・・ちょっとロマンチックな夜景は、沖縄ならではの風物詩です。

